「自転車通勤」での「パンク対処法」の最適解を考える

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自転車通勤で厄介なトラブルは「パンク」です。

そんなに頻繁に起こることではないのですが、いつかきっと起こり得ます。

「あーなんてことだ…よりによって今かよ!どうしよう?」

時間制限がある自転車通勤時にはパニックになりがちです。

そんな時のために対処法を考えてみました。

何がベストなのかは状況次第で変わってきます。

いざという時にために知っていると役に立つと思います。

自転車通勤をしている方は是非読んでみて下さい。

目次

自転車通勤でのパンク対処法の最適解を考える

自分でパパッと修理できるならそれがベスト

  • クイックリリース(レリーズ)機構のホイール使用車に乗っている。
  • 予備チューブを持っている。
  • パンク修理用工具&空気入れを持っている。
  • 何度もチューブ交換した事があり慣れている。

上記を満たすような上級者の方なら、自分で修理するのがベストです。

パパッとチューブ交換をして、パンクしたチューブは自宅で時間に余裕がある時にゆっくりと修理する。

これが一番スマートなのは解っていますが、なかなかハードルが高いのも事実なんですよね。

パンク修理は甘くない

「自転車乗りならパンク修理ぐらい自分でできないと!」

よく聞く話しです。

おっしゃる通りだと思います。

でも初心者にはハードルが高い!

以下のような懸念事項があります。

  • 通勤時は時間に余裕がない。
    時間の余裕が無いと焦ってしまって修理どころじゃありません。
     
  • 修理に失敗する場合もある。
    よしっ!修理完了!と思ったら、実は直って無かった…
    なんて事もあり得ます。
    チューブがリムに噛んでいたりすると、2次被害(再度パンク)が起こる事もあります。
    焦って修理するから尚更です。
     
  • クイックリリース(レリーズ)機構のホイールじゃないと時間と手間がかかる。
    チューブ交換時にはクイックリリースかそうじゃないかで交換スピードに雲泥の差が出ます。
    特にママチャリでの後輪チューブ交換は鬼門です。
    2~3時間コースになるでしょう。
    こんなのは自転車通勤時には無理です。
     
  • タイヤを外す&はめるのが案外難しい
    タイヤが固くてなかなか外れない&はめられない。
    「あれっ?何でだよ!」
    時間が刻一刻と過ぎていきます。

パッチ修理で済む場合もあるが

ホイールを外さなくてよい「パッチで修理」で済む場合もありますが、下記の理由で自転車通勤には全く適していません。

  • 時間がかかる
    穴を見つけて、パッチを貼ってゴムのりが渇くまで待つ。
    いや、そんな時間無いよ…
    それに穴を探すのもハードルが高いです。
  • 開けてみないとわからない
    チューブを引き出してみないとパッチでOKなのか、チューブ交換が必要なのかはわかりません。
    大概は小さな穴によるパンクなのでパッチでいけますが、いざ開けてみて「これ無理なやつじゃん」となった場合の精神的ダメージは大きいです。
    修理できずにタイヤをはめ直して終了…
    時間の無駄、ただの徒労に終わります。
  • 失敗する可能性もある
    パッチを貼って修理完了!と思って空気を入れたら、「シュー」っと空気漏れの音が…
    なぜ?
    こうなるとパニックです。

「自転車通勤時にはパンク修理は自分でやらない」という方向性で考える

時間に制限のある自転車通勤時でも確実にできるパンク対策を考えると「パンク修理を自分でやらない」のがいいのではないか?

という結論にたどり着きました。

まずチェックすること

「修理はしない方向性で」と書きましたが、すごく簡単にできる事もあります。

英式バルブ(一般的なママチャリなどに使われているバルブ)の場合は以下の項目のチェックをしましょう。

  • バルブが緩んでいないか?
    バルブが緩んでいるだけで空気は抜けます。誰かのイタズラでバルブが緩められているという事もあり得ます。
    嘘みたいだけどホントの話しです。
     
  • 虫ゴムが劣化していないか?(破れていないか?)
    虫ゴムが破れていて空気が漏れている。これだけの事なら交換するだけで簡単に修理できます。
    とは言え一度も自分で交換した事がないと手間取る可能性があります。
    予防も兼ねて一度経験しておくといいと思います。
    ※仏式、米式バルブには虫ゴムはありません。

上記の場合なら簡単に即修理できます。
不幸中の幸いだと言えるでしょう。

しかし、「空気入れ」や「虫ゴム」を準備していないと対応できません。

なので筆者は携帯用の空気入れスプレーと虫ゴムはいつも常備しています。

いずれも100均で手に入ります。

長いままの虫ゴムの場合は切らないと使えないので、切ってジップロックにしまって持ち歩くようにしています。

「行き」か「帰り」で違う対処法

時間に余裕が無い「行き」、

遅刻という概念が無くなる「帰り」、

それぞれ最適な対処法は違ってきます。

以下、状況別に対処法を考えました。

出勤時(行き)

朝早くやっている自転車屋さんは少ないです。
自力で何とかするしかないですが、出勤時は遅刻をしない事が最優先!
不確実な「自分で修理する」なんて事は考えずに即断即決でいきましょう。

修理の事は帰宅時にゆっくり考えればいいのです。

2台持ちなら代車で

朝出発する時にパンクに気が付いた。

そういった場合で、自転車を複数台持っているなら代車で行くという手もあります。

他の交通手段で行く

バス、電車、車など他の交通手段を活用します。

満員電車や渋滞がイヤだから自転車通勤しているという側面も有るかと思います。

あまり気が進まないですが致し方ありません。

新たな選択肢「シェアサイクル」

今ではシェアサイクルという選択肢があるのを知っておいて欲しいです。

これなら代車がなくても自転車通勤ができます。

こういう時の為に事前に登録しておきスグに使える状態にしておくことをオススメします。

通勤途中なら乗り捨てる

通勤途中でパンクし、他の交通手段で行く事にした場合に厄介なのは「自転車を乗り捨てる」必要があることです。

ちゃんとした駐輪場に停めておかないと放置自転車と間違えられて撤去されてしまう恐れがあります。
(パンクした自転車を停めておくとなると尚更放置自転車だと思われやすくなります。)

幸いな事に駅やシェアサイクルのポート周辺には駐輪場が設置されている事が多いのでちゃんと駐輪場に停めておきましょう。

帰宅時(帰り)

近所の自転車屋さんに持ち込む

帰宅時は時間に余裕があるため自転車屋さんに持ち込み修理してもらうのが簡単で確実です。

工具や予備チューブなど持ち歩かなくてもいいし、何より楽です。

また、自分でやるには大変な「ママチャリ機構での後輪のチューブ交換」が必要となった場合でも安心です。

費用がかかってしまうのが難点ですがそうそう頻発する事ではないので、そこは妥協してもいいかなと思います。

近所に自転車屋さんが無い場合

「自転車屋さんまで引いて歩くには遠い」場合は、

  • 一旦帰って車で回収に行く
  • 同僚に頼みこんで車で運んでもらう
  • 自分で修理する
  • 騙しだまし空気を入れながら乗っていく

上記のような方法が考えられます。

いずれにしてもナカナカ面倒ですが何とかするしかありません。
ちょっと気合を入れて頑張りましょう。

自転車を引いて歩くときの注意事項

  • 空気ゼロで転がすのは避けたい
    パンクの種類によりますが、スローパンクチャー(ゆっくり空気が抜けて行く)なら空気を入れておくことを推奨します。
    空気が抜けた状態で引いて歩くとタイヤ&チューブを痛めてしまいます。
  • 時間がかかる
    当然ですが歩くため通常より時間がかかります。
    そのための対策として、「普段から駅に近いルートを選定して自転車通勤をする。」
    こうすることで、乗り捨てて電車で行く場合にリカバリーが容易になります。

パンク予防をする

パンクは厄介です。

忘れたころに起こりその大変さを痛感させられます。

できることなら回避したい!

という事で普段から予防に努めましょう。

正しい空気圧を保つ

タイヤの空気圧を適切に保つことで、リム打ちパンクのリスクを減らせます。

定期的にチェックするのがいいでしょう。

空気圧が減るとペダルが重くなるので嫌でも気が付きますが…

道に気を付ける

  • 段差は降りて登る。
  • ゴミが多い場所は避ける。

リム打ちパンクや、硬くて鋭利なゴミ(ガラス片、金属片など)を踏むのを避けるためにも普段から道を良く見て走る事をオススメします。

ぼ~っとしてて、段差に突っ込み「リム打ちパンク」なんて悲劇は避けたいものです。(経験アリ…)

タイヤの状態をチェックする

  • タイヤがすり減り過ぎてチューブが見えていないか?
  • 異物が刺さって(めり込んで)いないか?
  • 昨日より空気が減り過ぎていいないか?

チェックしておくとパンク予防(早期発見)に繋がります。

普段使いの通勤自転車だと意外とタイヤなんて見ないんですよね。
何も考えずにササッと跨ぐのが普通だと思います。

タイヤライナーを使う?

チューブとタイヤの間に挟んで突起物を踏んだ時の貫通によるパンクを防ぐ「タイヤライナー」なる物もあります。

これがあれば完璧に防げるというワケでは無いので正直どうなんだろうな?と思いますが試してみる価値はあるかも知れません。

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パンクしにくいタイヤを使う

タイヤのゴムが肉厚にできている「耐パンクタイヤ」。

突起物による貫通やタイヤの磨耗を防ぐことでパンクのリスクを軽減します。

ノーマルタイプより若干重くて高価なのが難点ですが、耐摩耗性にも優れたモノもあり長い目で見ればコスパがいいのではないでしょうか?

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まとめ

自転車通勤時のパンク対策について、長々と書きましたがシンプルにまとめると、

  • 自分で修理できるなら修理する
    クイックリリース機構のホイールならチューブ交換もやり易いです。しかしクイックリリースではない場合は、やめておいた方がいいです。
     
  • 出勤時(行き)は即断即決で自転車は乗り捨てて、他の代替手段(シェアサイクル、電車)で出勤する。
    これが一番早くて確実です。
    自分で修理するという不確定要素を排除した誰でもできる対処法なのです。
    最優先事項は「遅刻しないこと」。
    それさえクリアできればとりあえず安心。
    その後で修理をどうするか考えればいいのです。
     
  • 帰宅時(帰り)は「遅刻する」という懸念材料が無いためどうとでもなる。
    ゆっくりと自転車屋さんまで引いて歩けばいいでしょう。

こんな感じです。
さらに予防することも考えるとなお良いです。

また、今はシェアサイクルという選択肢が増えて、少しリカバリーしやすくなっています。

筆者は「乗り捨て→シェアサイクル」という方法で出勤時の自転車通勤は乗り切っています。

いつかくるパンクトラブルに備えて、あらかじめどうするかシュミレーションしておくとパニックにならなくていいですよ。

以上です。参考になれば幸いです。
ありがとうございました。

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この記事を書いた人

筆者は名古屋在住、40代の社畜サラリーマンです。

自転車が好き過ぎて毎日40分かけて自転車通勤をしています。

雨が降ってもお構いなしでレインコートを着て自転車通勤。

周りからは、

「雨の日も自転車なの?頑張るねぇ…」

と若干引き気味な反応をされるも動じません。

20年以上同じ会社に努めていますが、ベテランになるほど責任も増え、それに比例してストレスものきなみ倍増。

これは新たなステージに行くための試練だと捉え頑張って、頑張って、頑張って、きましたが身体の方が悲鳴をあげる。

結果、全身に蕁麻疹が発症しました。

ストレス性蕁麻疹です。

さて、いよいよヤバいぞ、なんとかしないと。

なんでも「ストレスにより自律神経が狂い、その影響で蕁麻疹が出る。」

凄く簡単に言うとそんなメカニズムだそうだ。

それなら自律神経を整えれば良いのでは?

「ととのう」と言えば最近流行りのサウナかな?

といった安直な考えでサウナに行ってみたところ、

「何だコレは!メチャメチャ気持ちいいぞ!」

一発でサウナの魅力に取り憑かれました。

「何で今までサウナに行かなかったんだろう?人生損してたな…」

決して大袈裟な表現ではありません、それ程の衝撃でした。

新たな趣味の開眼です。

そして更に閃きました。

「大好きな自転車でサウナに行けば最初から最後までずっと楽しいじゃないか!」

やってみたら大当たりでした!

これは是非皆様にも知って欲しい!

そういった想いで情報発信して行きます。

よろしくお願いいたします。

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